仙台駅→青葉城址コース
藩祖伊達政宗が1601年に築いた町・仙台は仙台藩の時代から、400有余年の歴史を誇る城下町。 ゆっくり歩いて仙台の魅力に触れてみればきっと仙台が大好きになりますよ。
杜の都・仙台の玄関口であるJR仙台駅。西口にあるペデストリアンデッキは、ほっとくつろげるオアシスであり、イベント広場でもあります。ここから西に下りると青葉城址(仙台城址)に続く青葉通、南西に降りれば仙台市民の台所と呼ばれる朝市です。
新鮮な旬の魚介や野菜、果物、宮城の豊かな食材がふんだんに並ぶ、活気ある市場。店の人との値段交渉も楽しく、飲食店などプロ向け食材を扱っている店もあります。
朝市から西へ向かって進み、仙台トラストシティの横へ抜けると、ずらりと赤い提灯が飾られた柳町大日如来があります。この界隈の柳町はいわゆる御請代町で、伊達政宗に従って仙台へ移ってきた商人と職人が住んでいたところ、大日如来はひつじ・さる年生まれの守り本尊で、狛犬の代わりにひつじとさるが鎮座します。毎年7月には大日如来祭典例祭が開催され、ずらりと屋台が並ぶ昔ながらの縁日も。
戦後から現代まで半世紀以上も続いている、昭和の香り 漂う横丁。レトロなのは雰囲気だけでなく、狭い間口と細 長い店内、2階建てという建物そのものも戦後と同じです。
和洋様々な飲食店はもちろん、アンティークやアクセサリー など若い人に人気の店舗も多く、歩いているとあっという 間に時間がたってしまう不思議な空間です。
壱式参横丁の北隣にある小路が、かつて映画館「文化キネマ」があった文化横丁、通称・ブンヨコです。お酒と肴の専門店街という雰囲気の、飲食店が軒を連ねている空間。
仙台ならではの新鮮な魚介が味わえる寿司屋から、伝統ある居酒屋、飲変子の名店、焼き鳥屋からバーまで、どこへ入ればいいのか迷ってしまうほど個性あふれる店々ばかり。
壱式参横丁と文化横丁界隈は、古き良き仙台の素顔を体験できる場所です。
青葉通を西へ進んでいくと、右側に風情ある仕庁まいの建物が見えてきます。由緒ある門構えの奥にある《晩翠草堂》は、仙台生まれ の詩人・土井晩翠が晩年を過ごした私邸で、見学もできます。晩翠は、滝廉太郎作曲 『荒城の月』を作詞した詩人としても有名。ちなみに歌詞に出てくる「千代の松が枝・・・・・・ 」 の千代は、伊達政宗が「千代」から「仙台」と命名した故事にちなんでいるとも。
春には多くの花見客で賑わう桜の名所・西公園 (標岡公園)内にある標岡大神宮。元は別の場所に伊勢神宮のご分霊を勧請して伊達政宗が創建した神社が、明治維新以降、この地へ遷宮されたもの。隣にある源吾茶屋は創業明治元年、仙台城に仕える足軽の名が店名の由来とされる評判の食事どころです。店の前の茶席の雰囲気も良く観光客にも人気のスポット。
西公園の南端、下り坂の先に見える広瀬川に架かるのが仙台大橋で、昔は仙台城大手門と城下町とをつなぐ重要な橋でした。現在の大橋は1938(昭和13)年にできたコンクリートのアーチ橋で、眼下に広瀬川、目の前に青葉山と仙台城跳社を望む景色を楽しめます。坂の途中の階段上に付*む愛姫桜は、政宗の正室・愛姫が三春から嫁いだ縁で、日本三大桜である三春滝桜の子孫樹を植樹したものだそう。
仙台大橋を渡ると左手に、仙台市博物館。この地は仙台城三の丸跡地で、仙台伊達家より寄贈された多くの文化財や資料が、保存展示されています。伊達者ぶりが伺える伊達政宗の黒漆五枚胴具足や、豊臣秀吉の胴丸具足、さらには 国宝と世界記憶遺産に登録されている支倉常長慶長遣欧使節団資料等、青重な展示物も見られます。また博物館の入口横にある五色沼は、日本のフィギアスケート発祥の地。近接する長沼の木々は春に桜、秋は紅葉が楽しめ、向かいに建つ仙台国際センターへと続く遊歩道となっています。
博物館の先、右側にこんもりと見える林が青葉山公園で、隣接する東北大学の開学100周年を記念して改修されたのが川内萩ホール。この場所は、仙台城二の丸跡地です。
仙台城の御裏林に、昭和33年東北大学の研究と教育のために設立された植物園です。仙台城築城以来、ほとんど手が加えられておらず、昭和47年に植物園として日 本初の天然記念物に指定。100万都市 の市街地近くにありながら、見事な原生林や植物などの自然植生を楽しめる希少な空間です。
戦災で消失した大手門の隅櫓を、民間からの寄付によって昭和40年に復元したもの。宮城県知事公館正門として移築された寅の門以外、すべて失われている仙台城跡で唯一復元された建築物です。
美食家で酒好きだった政宗は、城内に酒蔵まで造っていました。湧き水があった《仙台藩御用酒発祥の地》の碑は、仙台城への登城路の途中、博物館横の遊歩道から登れば見ることができます。
1997〜2004年にかけて、石垣の大規模修復工事が行われ、その際の発掘調査で時代の異なる別の石垣が、石垣の下から発見されました。この石垣が見えてくれば、胸突八丁の急坂ももうじき終わり。
《伊達政宗騎馬像〉以外、構造物のほとんど残っていない仙台城ですが、築城当時は約2万坪あり、これは江戸城に次ぐ大きさで、日本最大級の城でした。断崖絶壁の城跡からは、眼下に大きく屈曲する広瀬川と仙台市街、晴れた日には遥か先に太平洋を望む、胸がすくような風景が味わえます。国指定史跡「仙台城跡」、雅称・青葉城。
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